「新・湯治の効果」に関する協同モデル調査
投稿日:2021年03月28日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
「新・湯治の効果」に関する協同モデル調査
(オーダーメイド型 新・湯治 効果の提案)というテーマで、環境省の調査事業に
採択された薬師湯は、昨秋から年明けの2月にかけて、専門機関(島根県立大学)と
連携し、薬師湯を舞台に調査をしました。
「新・湯治」の提案として、若年現役世代をターゲットとして、湯治そのものを
知らない人たちに、湯治の効能を理解する場を設けると共に、未病段階を自律
神経機能測定から可視化させ、未病段階の心身改善と免疫力向上の方法として
温泉浴を活用し、湯治の方法を個人に合わせたオーダーメイドとし、現代式に
湯治スケジュール、スキーム提案を行う事を目的としました。
調査結果のポイントは、
*かけ湯だけでも、自律神経機能が大きく変化するなど、入浴中の動作、
入浴方法、入浴前の状況により違いがみられました。
*温泉浴後の自律神経の変化から、入浴後役時間は、ゆったりと過ごす
ことが重要であることが明らかになりました。
*日帰り型、滞在型湯治スタイルともに、現地での説明や過ごし方の
提案などで、自律神経機能の変化による効果や差がみられました。
今回の調査で分かったことは、
*温泉が自律神経機能に好影響を及ぼす事が複数の調査項目で明らかに
なりました。
*自律神経機能測定器ツールなどを活用し、施設側が積極的に利用者に
新・湯治オーダーメイド型の湯治スタイルを提案することが、新たな
湯治文化の提唱につながると思います。
今後、薬師湯は今回の調査事業で得たデータを基に、お客様に温泉や
地域資源を活用頂き、温泉津をより楽しんで頂きながら、温泉そのもの
を生かした「新・湯治」をご体験頂こうと思っています。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。