ヘルスツーリズム
投稿日:2015年09月10日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
ヘルスツーリズムという言葉が、健康寿命の延伸と共に話題になっている昨今です。
それは旅行業界だけではなく、医療関係者の間でも注目されてきています。
Wikipediaによると、
「医学的な根拠に基づく健康回復や維持、増進につながる観光のことである。温泉療法や森林セラピー、海洋療法(タラソテラピー)のほか、主に医療行為を受けるための手段として行われるメデイカルツーリズムなども広義の意味でヘルスツーリズムに含まれる。」
とあります。
昨年からは厚生労働省ではなく、経済産業省も滞在型医療観光の政策を推進し始めていることを知り、間もなくやってくる、高齢者の人口減少が始まった時の、国の危機意識を、私は感じずにはおれません。
膨らむ一方の医療費、病院をサロン代わりにしている高齢者などなど。
その一方で医療関係者の一言で、病気から抜けにくくなっている患者が多いと言われている現象などなど、医療現場の実態は深刻です。
つい最近までは、平均寿命が世界一だと誇らしげに報道されていたのが、この2~3年は健康寿命の大切さが論じられるようになりました。
平均寿命と健康寿命の差は、男性で8年くらい、女性は11年くらいあります。 つまりこの数字の差の間が、体調を崩している年月です。
また数年前に、国が温泉利用者とそうでない人との医療費の使われ方を調べたところ、温泉利用者は健康度も良く、医療費も少ないことが分りました。
それで温泉を利用すべきという事になりましたが、温泉は入浴だけで効果を期待するのではなく、日々、軽く運動をする事で、その効果をより高める事が出来ます。
この事は、私の医学部修士時代の研究でも明らかでしたし、温泉津ヘルスツーリズム協議会で行っているウオーキングでも、数値が出ています。
全国各地には様々な温泉があります。
温泉をより正しくまた深く理解することは、とっても重要なことです。
温泉を利用する事で地域住民の健康度がアップするだけではなく、観光客の増加にもつながり、それは地域の経済力を強め、活性化につながります。
ここ3~4年は、全国各地で、ヘルスツーリズムで地域の活性化を図ろうとする機運が高まっています。
本当に何処も彼処も・・・・・と言った感じです。
そのため本物のヘルスツーリズムを提供しない限り、もしくは一定レベル以上の質の良いヘルスツーリズムを行っている地域でないと、お客様が来てくれるとは思えない位、全国の市町村がヘルスツーリズムと銘打って、地域の将来をかけ、地域の生き残りをかけて対策を練っています。
それで経済産業省が一定レベルの施設や地域に対して、「認定」をする動きが出始めています。
非常に良い事だと思います。
薬師湯は「認定」されるために、経産省が求める一定レベルをクリアするために、スタッフ全員で、頑張っています。
スタッフ全員、温泉ソムリエの資格を持つ薬師湯は、お客様に正しい入浴の方法をお伝えし、安全・安心を第一に入浴していただいています。
また温泉効果を上げるために、ノルデイック・ウオークの公認指導員の資格所有者が、お客様と共に地域を歩き、エアロゾールが含まれている潮風に吹かれれば、呼吸器系に役立つ話をしたいりして、楽しく地域や海辺を歩いています。
朝日を浴びれば体内時計がリセットされると言います。
気持ち良く一日のスタートを切る事が出来ます。
(皆様も、是非、お試しください!)
歩きながら道端の柵でストレッチをしたり、坂道でもストレッチ・・・
自然環境を生かして、歩く楽しさをお伝えしています。
この様に、ちょっとした健康ヒントをお伝えするだけで、日々の生活が変わります。
この様なきっかけで、お客様のライフスタイルが変わる事(行動変容)に役立ってくれれば嬉しいです。
薬師湯は科学的データを基に、また各種資格を持ったスタッフが、お客様視点に立って、地域の魅力を活用した、真のヘルスツーリズムを実践している温泉施設です。
どうぞご安心して、薬師湯にお出かけくださいませ。
お待ち申し上げております。