薬師湯をお料理で例えるならば・・・
投稿日:2012年07月26日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
薬師湯の湯質の良さと温泉水の鮮度をお伝えするために、今日はこのテーマにお付き合いください。
薬師湯をお料理で例えるならば、私は
「最高の素材を最高の腕前を持った料理人が作った出来立ての極上の料理をその場で食べる感じ」
ではないかと思っています。
天ぷらだって、果物のジュースでも揚げ立てや作りたてだと、本当においしいですが、いったん冷めた天ぷらを再加熱しても、作りたてとは味や食感が異なります。
またはジュースでも同じではないでしょうか?
立飲みできるジューススタンドのジュースは作りたてであれば、どれでも美味しいです。
ですが時間が経って、いったん分離したジュースを、再度撹拌しても、出来たての味とは違います。
全国各地には素晴らしい温泉がたくさんあります。
ですが、源泉の温度が高すぎたり、低すぎたり、または源泉の場所から湯船までの距離があり、何キロにもわたってパイプで運んだり、または源泉の温度が高すぎて、集中管理室で加水をして適温状態にしてから分湯している温泉地など、様々です。
それともなければ、温泉という自然の恵みを大切に活用したいと、源泉を貯蔵庫に溜め、必要な時に栓をひねって充填する装置を付けている温泉地もあると聞いています。
または源泉の温度が低いために、加温しないといけない温泉(地)もあります。
どれも大自然の恵みの温泉ですから健康維持と管理の為に、ぜひ活用していただきたいと思います。日々の養生としての温泉の活用は、何事にも変えられない程ですから・・・・
というような日本の温泉状況の中で、薬師湯の源泉は施設のすぐ横(後ろ)にあります。
自然湧出(掘削してない)ですから、温泉そのものが熟成して湧き出ていると思っています。
それを一切加工せず、劣化する前の状態・湧き出たままを湯船に注ぎ込んでいます。
更には一日1回、必ず栓を抜いて、湯船や浴室を、しっかりとブラシを使って清掃します。
かなり炭酸分が含まれている上、成分が多いので、体の深部まで温もるのではないかと考えています。これは私の大学院の研究のデータを集めている時に、真水のお風呂と薬師湯に入浴した場合の血流の変化を調べた時に、データで証明された感じでした。
確かにお客様も、一回の入湯で体が改善されたと言われます。
一見、同じ温泉と表示されていますが、源泉からの距離や入浴方法などについてを施設関係者に尋ねたり、ご自身の体感での判断など、いつもとは違った温泉の楽しみ方をされませんか。
きっと温泉をよりお楽しみいただけると思います。