現代型湯治
投稿日:2012年09月17日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
「『現代型湯治』って何なの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
それともなければ「普通に言われている『湯治』とどう違うの?」かもしれませんね。
「現代型湯治」についてお話をする前に、まずは私の温泉への思いと考えをお話しますね。
一般の人達が日本の各地にある身近な温泉の理解をより深め、日常生活で、上手に温泉を活用・利用することが出来れば、地域医療や医療費の削減など、今、日本がかかえている人口減少や高齢社会の問題解決の一助になるのではないかと考えています。
21世紀になってライフスタイルが大きく変わり、大変便利な時代になりましたが、半面ストレス時代の到来とも言われています。
病気はお医者さんが治してくれる時代から、インフォームドコンセントやセカンドオピニオン、最近では総合医療や統合医療などを含め、未病対策や養生など、医療体制や健康情報も変わってきています。 追いついていくのが大変なくらいです。
私は薬師湯に入湯されるお客様の体調が改善されていく様子を、日々の仕事の中で見ています。
確かに薬師湯に入湯されただけで、痛みが改善される方、動きにくかった関節が動くようになる方々も多いです。
そしてまた医療関係者の方々も、ご自分の体の疲れの改善や癒しを目的に温泉に来られるのを見聞きしています。
ですが従来の「湯治」のように温泉に浸かるだけで体の改善を目指すのではなく、そこに少しでも運動・身体を動かす事やヘルシーな食事、また気分転換を兼ねた文化・芸術的な事を付け加えた、つまり心身のバランスを加味した温泉の活用を「現代型湯治」と考えています。
それで薬師湯では体験宿泊施設・温泉津庵というのがありますから、そこに泊られる方には、薬師湯で行っているPDPを活用した温泉セラピーで使っているプラチナフォトンの布団セットを始め、歩行用にノルディック・ウォークのストック(杖)を常設して、存分に活用してもらっています。
温泉津の楽しみの一つの散策ですが、温泉津の地形は起伏があるので、ノルディック・ウォークの杖の活用をお勧めしています。
昼間ならば、やきもの館での陶芸体験や魚釣り、更には潮風に当たりながらの散歩、これらの全てが、私が考え、そして薬師湯が推し進めようとしている「現代型湯治」なのです。
毎年、厚生労働省が発表してきている「平均寿命」は、その年に生まれた人が何年間生きれるかの統計ですが、それとは異なる、「健康寿命」というのが発表されました。それは何年間健康で生きられるかの統計です。
平均寿命と健康寿命の差が、病気になった状態で生活する数値だと聞きました。
今の私達には、心身ともに健康な日々が長く続く事が大切です。
現代型湯治のご体験をご希望の方は、いつでもお気軽に温泉津庵にご宿泊されませんか。
(お問合せ:☎0855-65-4894)
皆様のお越しをお待ち申し上げております。