温泉の不思議
投稿日:2012年07月17日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
薬師湯の源泉は,その昔から、岩の割れ目から湧き出ていました。でも鵜の丸城を築城し、奉行だったりその後は庄屋として活躍した家柄だったので、同じ町内に温泉業を生業とする家があったことで、湧き出るままにしていました。ですが明治5年の大地震で湯量が増えたので、温泉の経営権をいただき、外湯を経営することになりました。
内藤家は、代々、番頭格が温泉を経営していましたが、関係者の引退を契機に、後任を探すのではなく、高齢社会と健康時代の到来に合わせ、直接経営をするようになりました。
8年前の事です。温泉経営については無知でしたので、温泉のイロハから勉強をするようにして今日に至っています。
お蔭で温泉に関することはなんでも勉強しています。それ程、大自然の恵みの温泉は幅広く、また奥行の深いものなのです。
ですから温泉(源泉)のデータもいろいろと集めるようにしていますし、調べながら、温泉とは何なのかを理解しようと努めています。
世の中一般的に、自然湧出の温泉は放っておいても、使えると思っている方が多いようですが、実は正反対なのです。個性豊かで、自然を相手に奮闘する日々です。
何しろ温泉に携われば携わるほど、首をかしげる事が多いです。それほど大自然というものは、本当に不思議な世界であり偉大なのです。
特に薬師湯の源泉は掘削してないので、どこまで続いているか不明です。
何年前の湯が湧き出ているのか、源泉が何メートル下まで続いているのかも不明です。
工場生産とは違うので、24時間、同じように源泉が湧き出ているのではないのではないかと思ったりもしています。
潮の満ち干で湧き出す量が違うのか、それともなければ月の満ち欠けなのか・・・・
今日もまた温泉の不思議さを理解すべく、頭をひねったり、考えをめぐらしすなりして理解力アップに挑戦です。
何か良いアイディアがあったらご助言、またはお教えいただけると幸いです。