世界遺産登録5周年と今後
投稿日:2012年07月01日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
石見銀山が世界遺産に登録されたのは5年前の7月2日です。
ICOMOSの会議はニュージーランドのクライストチャーチで行われました。
登録可否の会議が緊迫した中で行われた事が昨日のように思い出されます。
昨日(6月30日)、記念講演会が行われ、石見銀山・世界遺産の今後の進め方などについて、
識者のお話があった事をニュースで見ました。
識者は「体験型観光の進め」と「世界遺産というタイトルを県民が活用すること」を助言された
という事でした。
それは正に、私がここ数年来、言い続けてきていた事と同じ内容でした。
さあ、これから具体的にどうすれば良いか、どうすべきか・・・です。
世界遺産に登録されている温泉津は、読んで字のごとく『温泉』と『海』の町。
コンパクトな町並みが豊かな自然環境と歴史に包まれており、町全体が『生きた博物館』であり、『応接間』でもあります。
この私の考え方・発想・思いは、なかなか分かってもらえずにいましたから、これから皆さんの
考え方がどう変わるか楽しみです。
すでに始まってはいますが、これから着実に人口は減っていきます。
今でさえ観光客の減少で悩まされている関係者は、今の時代とのギャップ、また5年・10年先が
見えない・思えない事にどう対応すべきか、どうしたら良いかを考える切っ掛けになってくれたことを期待したいと思います。
魅力さえあれば、どんなに遠くても人は出かけます。行きます。
他との差別化や特化が出来るとか、それらのノウハウと思いがあれば、夢は実現すると思います。
こんな事を思いながら登録5周年の7月1日を迎えました。
これからも薬師湯をよろしくお願い申し上げます!