クアオルト in 温泉津(ゆのつ)
投稿日:2012年12月01日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
クアオルト in 温泉津(ゆのつ)・・・ 聞きなれない言葉だと思われた事でしょう。
簡単に言えば、健康と観光のコラボ。
10月末の「ゆのつ健康ウォーク」が、その実践でした。
(当日は熊野古道から木下藤寿氏をお迎えして、楽しい一日を過ごしました。
あの日以来、地元では「健康ウォーク」の奥行きの深さが話題になっており、
町づくり委員会の合同委員会で、この事業の継続が決まりました。)
余談ですが、今後、温泉津(大田市)はこの視点で町づくりを推進していくようです。
「善は急げ」で、急きょ、熊野古道に視察へ行く話も出ていると聞きました。
この数年来、私が言い続けてきていたことが現実になるので、嬉しい限りです。
さて本題の「クアオルト」に戻ります。
「クア」とはドイツ語で、「治療する、療養、保養のための滞在すること」という意味です。
ですからドイツ温泉協会は「温泉気候保養地等に中期滞在して、療養・保養をする事」とし、
「温泉や海、気候などの自然条件が治療・予防に適することが、科学的・経験的に実証されている場所」と定義しています。
薬師湯と温泉津の自然環境(海と山)を活用するという「クアオルト」in温泉津を、
温泉と津(海)の町・温泉津で考えてみましょう。
具体的には、
(1)薬効豊かで生の温泉が楽しめる薬師湯で入湯
→ 屋上のガーデンテラスで温泉津の眺望を楽しみながら一休み
(2)自然環境の活用
→ノルディック・ウォークで温泉津の町を歩く(足腰に自信がない人でも体の負担なしで歩ける)
・海辺散策(海風を吸う・海に足をつける)
・魚釣り・スケッチ・写真撮影など
(3)地元を楽しむ(景色・地場の食材の食事・陶芸体験や窯元めぐりなど)
→ 食事処で地域の食材・地酒を味わう
→ 夜は神楽で文化芸術を楽しむ
ということになるでしょうか。
「クアオルト」とは
①地域住民の健康づくりに貢献
②医療・福祉活動の補完に役立つ
③地域の自然(温泉、海、森林、山岳)の活用
④医科学的データに基づいた21世紀型のヘルスツーリズム、
⑤観光の活性化・交流人口の増加
まさに私の夢であり、薬師湯が実践してきている現代型湯治は、「クアオルト」なのです。
その夢の実現のために私はドイツで気候療法の勉強をしてきました。
ドイツで気候療法の勉強と実践術を学んだので「気候療法士」の資格があります。
本場ドイツで気候療法の勉強ををしている時から、温泉津でクアオルトを実践するために、
また温泉津という魅力的な町を、より多くの方々に楽しんでいただくためにどうすれば良いか、
一日でも早く日本へ戻って温泉津で実践したいと言う思いが頭から離れませんでした。
④の「医科学的データに基づいた・・・」と言うのが、一般的に行われているヘルスツーリズムとは大きく異なります。
そんなこんなで私・湯婆婆は島根大学医学部大学院を受験し、温泉研究をするようになりました。
薬師湯や地域を満喫すれば、あなたは「クアオルト」をプチ・体験されたことになります。
医科学的に薬師湯をご満喫されたいならば、ぜひ温泉津へお越しください。
そして薬師湯にお立ち寄りくださいませ。
「クアオルト」にご興味がおありならば、湯婆婆の私に声をかけて下さい。
(大学院へ行って不在の事もありますが)、ご説明はさせていただきます。
ぜひ温泉津へ、薬師湯へお越し下さいませ。
心からお待ち申し上げております。