お生まれはどちらですか?
投稿日:2012年06月24日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
皆さんは「お生まれはどちらですか?」と人に尋ねたり、尋ねられたことはありませんか?
薬師湯は時々マスコミ関係の取材がありますので、私はこの質問を受ける機会が多いです。
テレビやラジオでも登場人物やゲストに「お生まれはどちらですか」で始まる番組がよくあります。
それで今日は、長い間感じていた事をテーマとして取り上げたいと思います。
一般的に、この質問は、初対面の人との会話の取っ掛かりや相手の背景を知りたい時に、尋ねる・聞く事が多いのではないかと思います。
それは『生まれた場所=育った場所』という考えで、
それを基にその人の『バックグランド・背景を想像する』が目的だからではないでしょうか。
それでは私の場合は? どうなるのでしょうか・・・・・
実は母親が、今でいう「里帰り出産」をしたので、戸籍上は大社生まれです。
大社生まれではありますが、大社では育ちませんでした。
私は結婚するまで、ずっと東京でした。
この会話の本来の目的でいえば、私は「東京生まれ」ですと答えた方が良い「人」なのです。
私のように「生まれ」と「育ち」が違う人って、結構多いのではないでしょうか・・・・・。
私のように、親が里帰り出産だった場合は、いつもワンテンポおくか、またこの質問…と思ってしまいます。
それで人様に、私は「お生まれは?」の質問はしないことにしています。
皆さんは如何ですか?
ちょっと、話は飛びますが、
このような自分の経験から、私は子供を出産する時に、子供の将来を考えて場所を選びました。
生まれてくる子供がこの大学に進学してくれれば…と思って某大学付属病院を選びました。
「夢」「希望」「願い」は持つものですね。
その子はその生まれた大学に入学し、いまでは社会人として活躍しています。