アジっこ釣り in 温泉津
投稿日:2012年08月21日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
温泉津湾はウナギの寝床のように奥行きの深い良港なので、そのまた昔は石見銀として世界に名を馳せた銀を積み出していた港町ですし、銀が終わった後は、北前船の寄港地でもありました。
今では過疎地の代表格のような港町ですが、当時は肩が触れ合う位に人で混雑していたそうです。
昭和の高度成長期の出来事だったと聞いていますが、温泉津港の防波堤や船着き場などが漁業発展の為に改良されたので、現在は少々、人口物が目立ち気味な港に変身していますが、それでもまだ田舎らしさが残っていて雰囲気のある港だと私は思っています。
温泉津湾(港)は外海の日本海から1.2km程奥行がありますので、波を気にすることなく釣りができますので、広島方面からの釣りのお客様が多いです。
本格的な投げ釣りも出来ますが、私のお勧めは温泉津の港での「アジっこ釣り」です。
大人から子供まで、どなたでも楽しんでいただけます。
夕方小一時間「アジっこ釣り」に挑戦すれば、4人家族のから揚げを作る位の材料は揃います。
「アジっこ釣りは」港の入口近くにある、何でも屋さんの店で冷凍のアミを買って、海にまきます。
サビキといって、釣り糸に7本くらいの釣り針がついているのがあり、それを釣竿につけて、海に垂らします。
餌のアミがばらまかれていますから、釣り糸を垂らすと、海の中ほどを群れを成して泳いでいる「アジっこ=鯵の子」が食いついてきます。
あっという間に、それも一度に 3~4匹、釣れることが多いです。
ですから「アジっこ」を針から外すのが忙しい位なのです。
地元の方に「本当の釣り人は、釣った魚は人様に差し上げるもの」だと聞いたことがあります。
ですが日頃釣りをすることがない者にとって、自分で釣った魚は、やはり***難い……と言われる方が多いようです。
岸壁から下(海)を見ると、「アジっこ」が群れを成して泳いでいます。
それはまるで、自然の水族館を見る感じです。
薬師湯の経営を引き継いでからは、一度も魚釣りはしたことがありませんが、海を見に行く時は、「アジっこ」の最長ぶりを見たくて、必ずと言ってよいほど、岸壁から下(海)を見ます。
今年も他府県からの方が魚釣りに精を出しています。
「アジっこ」を釣って、そのまま帰る人、それを基に別の魚を釣る人・・・・・
今年も温泉津の港は「アジっこ」釣りで賑わっています。
皆さんも「アジっこ:釣りに挑戦されませんか?
そしてお帰りには薬師湯で、日焼けと海風にあたってお疲れ気味の肌やお体を癒してください。
皆様のお越しをお待ちしております。