南半球 (1)
投稿日:2012年07月03日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
7月になりました。1年の半分が過ぎたことになります。
その年の折り返し点を通過したことになります。(月日の経つのは早いですね。)
折り返し点(線)を地球規模で考えれば、赤道でしょうか・・・・
ところで、あなたは南半球へ行かれたことはありますか?
私は海外生活の経験が長く、中でもオーストラリア(豪州)の生活は4分の1世紀に及びます。
豪州へ転勤するまでは、文化と歴史、本物志向の国・ドイツで生活をしていましたから、
建国100年にもならないオーストラリアへの転勤が知らされた時、すぐに本屋へ行って、
シドニーの場所を確認したほどでした。
何も望まず、新たな赴任地で夫を支えよう…などと健気な事を自分に言いきかせて、
クリスマス直前のシドニー空港に降り立ったところまでは良かったのですが、その違いは
大変なもので衝撃的な感じでした。
それまでヨーロッパで本格的なホワイトクリスマスを過ごしてきていたので、真夏の太陽が
ギラギラと輝き、モミの木の代わりに、道路にはビニールの旗が飾られていましたので、
信じられないクリスマスの光景でした。
イルミネーションが美しく映えるホワイトクリスマスで過ごしたヨーロッパでのクリスマスを
思い出さないようにしましたが、行き交う人達が半ズボンとゴム草履姿の人が多く、
その違いに茫然としたものでした。
ちなみに、その年の記念切手は半ズボン姿のサンタがサーフボードに乗ったものでした。
でもその国・豪州で、私は様々な面での見聞を広め、多くのことを学ばせてもらいました。
私の人生(感)を変えてくれた恩人の国でもあります。
(機会を見て、少しずつお話をしますね・・・)
さて皆さんは、「真夏のクリスマス」って、どんなものか想像ができますか?
日本で言えば、真夏にお正月を迎えるっていう感じでしょうか。
オーストラリアに住み始めた当初、
Which country do you like better, Australia or Germany? という質問をよく受けました。
その問いに、ごく自然に出てきた答えが、
I enjoyed the culture in Germany and I started to enjoy nature in Australia. でした。
外交官的だね…と言われたこともありましたが、それが偽りのない答えでした。
オーストラリアという国と人々から自然との共存を学び、また環境問題やボランテイアなど
本当に多くの事を教えてもらいました。
豪州での経験が私の人生観を育み、私の今の温泉津での生活を支えてくれています。
各国からの移住者が多い豪州は、ユニークな「複合文化」が醸し出す、魅力的で心身ともに
豊かになれる素地のある国でした。
ヨーロッパ各国を始め東南アジアや南米料理など、手頃な価格で簡単に郷土料理を楽しめます。
今でも、あの料理を食べたい・・・・・と思い出す事がよくあります。(美味しかったです)
見聞を広める意味でも、南半球・オーストラリアへの旅をされませんか!