ヘルスツーリズムと温泉
投稿日:2014年05月15日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
ヘルスツーリズムと言う言葉をよく耳にするようになりました。
5月11日から14日まで、第79回日本温泉気候物理医学会と第39回国際温泉気候物理医学会の
合同学術大会が、京都国際会議場で開催され、参加してきました。
温泉を医学療法として活用し続けてきているヨーロッパから、多くの医療関係者が集まり、
また国内からの温泉療法医と共に、ハードスケジュールの中、盛り沢山の研究が発表され、
興味深く拝聴し、研究意欲が湧き、また薬師湯が取り組んでいる現代型湯治が間違っていないことを実感した4日間でした。
今回の学会の最後を締めくくった「温泉・入浴の社会的側面」と言うテーマのシンポジウムは、
専門分野の異なる医療関係者が現状説明後に、質疑・討論が行われました。
最も質問が殺到したテーマが、「ヘルスツーリズムと温泉」でした。
まさに現代の日本が抱えている高齢社会になり、平均寿命から健康寿命が話題になっている
昨今だからこそ、そしてライフスタイルと旅行形態の変化により、現地密着型の旅が好まれるようになってきていることも影響していると思います。
ヘルスツーリズムとは、(NPO法人 日本ヘルスツーリズム振興機構によると)
「健康・未病・病気の方、また老人・成人から子供まですべての人々に対し、科学的根拠に基づく健康増進(EbH:Evidence Based Health)を理念に、旅を切っ掛けに健康増進・維持・疾病予防に寄与するもの」と定義しています。
以前は、医療と観光は無関係でしたが、高齢社会になったこと、観光スタイルの変化で旅先の現地をしっかりと楽しむ傾向が強くなったことに起因しているようです。
薬師湯は現代型湯治と命名し、ドイツで学んだ温泉クアオルトやノルデイック・ウオーク等を活用することで湯質の良さと共に、温泉津と言う地域の食・文化・歴史を楽しみながら、健康増進・回復を、地域を始め観光客の皆様のお役に立ちたいと努力しています。
「ヘルスツーリズムと温泉」を兼ね備えた薬師湯へお越しください。
そしてご一緒に温泉津を楽しみながら、健康増進・回復に挑戦されませんか。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。