春分の日と牡丹餅
投稿日:2014年03月17日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
まもなく「春分の日」です。
国民の祝日で、祝日に関する法律によると、
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としています。
また昼と夜が同じ長さになる日でもあります。
春分の日をはさんだ7日間が彼岸の期間で、その中日にあたる春分の日にお墓参りをして、
先祖の供養する習慣があります。
この時期に「ぼたもち」とか「おはぎ」を食べる風習があります。
両方とも同じ食品をさしていますが、その謂れには諸説があります。
例えば、その言葉を漢字で書くと「牡丹餅」であり、「お萩」で、
その時期に咲く花にたとえているというのが、一般的のようです。
湯婆婆の家では、昔からお彼岸には、朝食代わりにジャンボサイズの牡丹餅を
いただく風習があります。
木製の塗り物の器にはみ出さんばかりの牡丹餅3個が盛りつけられ、甘党の私には
問題なく、むしろ幸せそのものに喜んでいただいてました。
餡は丁寧に小豆を漉して、ゆっくり•じっくりと煮込んだ小豆餡でした。
いまでは健康が気になる年齢になったこともあり、砂糖の代わりに、蜂蜜で甘みを
つけるようにしています。
「砂糖でなく、はちみつを使う」。これぞ正しく、出雲のぜんざいと同じ作り方で、
甘味料が気になる人にも問題もなく、美味しくたべていただけます。
「忙中閑あり」また伝統食維持のためにも、今年も頑張って「牡丹餅」を作ります。
そのためにも、今年もつやのある漉し餡作りに挑戦します。