ロコモティブシンドローム
投稿日:2014年03月09日 / 記事カテゴリー:薬師湯について
「ロコモティブシンドローム」と言う言葉を知っておられると思いますが、
これは「運動器の障害により、要介護となる危険性の高い状態」のことです。
高齢社会を迎えた日本において、注目を集めています。
「ロコモティブシンドローム」かどうかは、下記の項目に一つでも思い当れば
「ロコモの心配あり」と言われます。
① 片足で立って、靴下がはけない
② 家の中でつまずいたり、滑ったりする
③ 階段をのぼるのに、手すりが必要
④ 横断歩道を青信号で渡りきれない
⑤ 15分位続けて歩けない
⑥ 2キロほどの買い物をすると、持ち帰るのが困難。
⑦ 掃除機を使ったり、布団の上げ下げが困難
ロコモティブシンドロームを予防するためにと、グルコサミンやコンドロイチンを
摂取によって改善が期待されると思われていますが、効果のほどは?
特に変形性ひざ関節や変形性」股関節症で悩んでいる人に多いようですから、
新聞やテレビでも、この類の健康補助食品をしきりと宣伝しています。
ですが、意外にも医学系の専門家はクールな見方をしています。
関節のクッション的な働きをしている軟骨成分だと言われていますが、
健康補助食品を摂取しても、その成分が軟骨に到達しなければ意味はありません。
そのためには血流を良くすることだと私は思っています。
血流を良くするためには下半身を温め、体を芯から温もらせることによって、
血液が流れやすくなるようです。
私の修士時代の温泉研究で、薬師湯の入湯前後の血流の比較で、その差が示されました。
植物でも同じです。
植物の生育には、太陽の光(生育光線)の他に、酸素と栄養が必要です。
人間は60万兆個の細胞からできていますから、同じことが言えます。
細胞は栄養が必要です。その栄養と酸素を運んでくれるのが、血液です。
関節を守り、支えてくれるのが、その周りにある筋肉です。
その筋肉を丈夫にすること・鍛えることが、ロコモティブシンドローム予防、
改善になります。
簡単な筋トレをすることも良いでしょう。
その他には、体の中で、太ももが一番筋肉がお多い部分です。
その太ももの筋肉を鍛えるには、ウォーキングが効果的だと言われています。
足の筋肉は第二の心臓とも言われていますから、足の筋肉を鍛えることで、
高血圧や糖尿病の対策にもなり、ひいては健康寿命を伸ばすためにも役立ちます。
体を芯から温めるためにも、また下半身を手軽に温めたい場合などは、
薬師湯にはハーフドームがありますから、お試し下さい。
早春の温泉津 • 薬師湯へおでかけください。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。